青山学院大学 芳賀ゼミ生
『慰めに「勉強など」と人は言ふ その勉強がしたかつたのです』
歌集「キリンの子」を知っているだろうか。この作品は、「鳥居」という名で活動している歌人によるものである。彼女は小学生のときに母親を自殺で亡くす。厳しい環境の中で育ち、中学校に通うのがやっとだった。
政府は、全都道府県に公立夜間中学を設置することを目指している。しかし、2020年時点では、東京・大阪を中心とした9都府県で33校しか設置されていない。その背景には、現場の忙しさがあるようだ。講師が不足しているのはもちろん、地域の需要度調査も難しい現状がある。
「一隅を照らす」という言葉には、「光の当たらない物事に地道に取り組む人こそ尊い」という意味が込められている。このプロジェクトを支えてくれる人たちへの賛辞にふさわしいと感じた。